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SaaS編

押さえておきたい!導入に向けたSaaSのキホン ~SaaS概要とメリット・デメリット~

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企業にクラウドが浸透する中でSaaSの導入を検討するケースが増えています。
SaaSはパッケージソフトに比べ、スピーディで初期コストを抑えた導入ができるなど多くのメリットがあります。しかし、その一方で、これまでとは違った導入の流れや運用を理解することが必要です。そこで、本シリーズでは、導入に向けたSaaSのキホンについてシリーズでお伝えしたいと思います。

SaaSシリーズは次の通りです。
1. SaaS概要とメリット・デメリット
2. SaaS導入・運用の流れと失敗しないためのポイント
3. WebAPIによるSaaSのアプリ連携

SaaSとは?

SaaS(サース)とは、「Software as a Servcie」の略で、クラウド上に展開されたソフトウェアです。インストール不要でWebブラウザからインターネットを通じて利用できます。利用形態は継続課金のサブスクリプションモデルが一般的で、企業はシステムを所有する必要がありません。

続いてSaaSをパッケージシステムと比べながらメリット・デメリットについてまとめていきたいと思います。

SaaSのメリット

1. スピーディに導入できる。
ソフトウェアをインストールする必要がなく、ユーザのアカウントを取得すればすぐに利用を開始できるため、スピーディに導入できます。

2. コストを抑えてはじめられる。
利用するための環境構築が不要なため、導入費用を抑えることができます。また、使った分の料金だけを支払う月額制のため、メンテナンス費用などが別途発生せず、ランニングコストの計画も立てやすくなります。

3. どこからでもアクセスができる。
SaaSの多くがクラウド上に展開されており、インターネットに接続されていれば、場所と時間を選ばずに様々なデバイスからサービスを利用できます。

4. ユーザのシステム運用負担を減らす。
企業がセキュリティレベルを確保するためのバージョンアップなどをソフトウェアベンダーが対応してくれるため、運用・管理にかかる負担を減らすことができます。

SaaSのデメリット

1. 利用に向けた社内のセキュリティガイドライン整備が必要となる。
企業内のインターネット利用はファイアウォールなど外部のソフトウェアとの接続が制限されている場合があるため、接続のために制限を一部解除するなどの対応が必要となることがあります。

2. カスタマイズできる範囲が小さい。
パッケージソフトなどと比べて企業ごとに大幅なカスタマイズができない場合が多いため、
ある程度は業務をアプリケーションに合わせていく必要があります。

3. バージョンアップやシステムメンテナンスで利用が制限される場合がある。
新機能をリリースするためのバージョンアップやシステムメンテナンスは基本的にソフトウェアベンダーの都合で行われるため、その間は利用が制限される場合があります。ただし、リリースやメンテナンスは、利用するユーザが少ない時間帯などなるべくユーザに影響が出ないように考慮されていることが多いです。

今回はSaaSの概要とメリット・デメリットをまとめていきました。
第2回は、SaaS導入・運用の流れと失敗しないためのポイントについてまとめていきたいと思います。

第2回「SaaS導入・運用の流れと気を付ける点」を読む

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業務改善を支援しているBusiness b-ridge運営メンバーが、現場の肌感を交えて課題解決のヒントとなる情報をお届けするブログです。
【執筆メンバー:塩見 拓、土井 聡、平井 理博、三浦 淳平】
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