環境変化へ迅速対応が可能、かつコンプライアンス遵守の輸入管理支援システムを構築、モノづくりSCMを支える

オリンパス株式会社

オリンパス株式会社は、1919年に顕微鏡事業で創業、当時磨かれた光学技術が原点となり、現在は、内視鏡に代表される医療分野から、ライフサイエンス・産業、カメラ・オーディオ分野に至るまで、様々なソリューションを提供している。創業100年を越え、全世界約40の国々に事業を展開、35,000人以上の従業員が活躍している。2019年11月に策定した中期経営計画では、医療機器業界におけるグローバルリーダーとしてのオリンパスの位置付けを強化することを発表した。
 輸入管理部門では、モノづくりのグローバルSCMを支える物流オペレーション改善に対する施策の一つとして、Business b-ridgeを用いて「輸入管理支援システム」を刷新し、外部・内部の環境変化に迅速に対応かつ、コンプライアンス、ガバナンスを強化した新輸入管理システムを構築した。

オリンパス株式会社

背景

オリンパスの製造拠点は日本をはじめとした、米・欧・東南アジア各地域に複数展開している。各拠点で製造された製品・部品を輸入し、組立・パッケージングする製品も数多く存在する。また、研究開発するための資材を輸入する。 オリンパスでは、約20年前にモノの輸入手続から貨物受領、書類保管までの業務プロセスを範囲とした輸入管理支援システムを構築し利用していたが、システムのOSサポート期限切れや老朽化、関税法改正に伴う法令順守の厳格化、厳罰化が進み、輸入事後調査への対応を含めたコンプライアンス強化が必要となっていた。さらに、書類の多い輸入業務に欠かせないファイリングシステムも約10年以上経ており、貿易関連申請の電子化が進む中、システムの機能強化が必要であった。そのため、ファイリングの課題も含めて輸入管理支援システムの刷新を計画した。

対応業務

Business b-ridgeを利用した輸入管理支援システムでは、旧システムと同様に輸入手続から書類保管までの業務プロセスを範囲としている。また、輸入業務で必要な帳票をすべて保管するファイリングや、旧システムにはなかった税関システム(NACCS)連携に関してもBusiness b-ridgeの機能でカバーし帳票管理を強化している。 利用者は、国内拠点及び国内グループ会社の輸入管理部門、モノを輸入する部門・倉庫部門、加えてフォワーダーなどの外部業者であり、これら利用者間で書類データ等のやり取りを行う。それぞれの役割に応じて編集・閲覧など詳細に権限を設定している。 また、人事異動や組織変更があった際にも、業務が止まらず、承認ワークフローが回るよう、人事システムと社内の情報基盤を通じて連携している。

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導入効果

導入前は、フォワーダーなど外部業者とのInvoiceをはじめとする書類のやり取りは、主にメールで行われており、データの二度入力や確認の手間などが発生していたが、Business b-ridgeでの権限設定により、外部業者も同じ画面を利用することによりメール連絡件数が減少し、書類保管漏れや取り違い防止が進み業務効率化、コンプライアンス強化を進めることができた。また、SaaSで提供されているため、サーバーの運用工数が減少した。

Business b-ridge採用の理由

システムOS期限切れが迫っており限られた期限での立上が必要であり、パッケージにより速やかに構築できることや、輸入業務に関する必要機能を装備できること、権限設定を細かく設定できることはもちろん、システム自体がSaaSで提供されているため全国各所で利用しやすいことや、サーバーやOSの期限切れを意識する必要がなく、またその保守のための要員を抱えなくてもよい点が評価された。

Business b-ridge利用シーン集

Business b-ridge
利用シーン集

実際にBusiness b-ridgeが利用されているシーンをBefore/Afterで一気に解説します

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Business b-ridge製品説明資料

Business b-ridge
製品説明資料

Business b-ridgeで解決する業務課題の説明や製品の特徴、導入事例などの情報を記載した資料です。

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