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環境変化へ迅速対応が可能、かつコンプライアンス遵守の輸入管理支援システムを構築、モノづくりSCMを支える | {{ group.html_title }}

作成者: ビジネスエンジニアリング株式会社|2020/09/04 0:45:37

背景

オリンパスの製造拠点は日本をはじめとした、米・欧・東南アジア各地域に複数展開している。各拠点で製造された製品・部品を輸入し、組立・パッケージングする製品も数多く存在する。また、研究開発するための資材を輸入する。 オリンパスでは、約20年前にモノの輸入手続から貨物受領、書類保管までの業務プロセスを範囲とした輸入管理支援システムを構築し利用していたが、システムのOSサポート期限切れや老朽化、関税法改正に伴う法令順守の厳格化、厳罰化が進み、輸入事後調査への対応を含めたコンプライアンス強化が必要となっていた。さらに、書類の多い輸入業務に欠かせないファイリングシステムも約10年以上経ており、貿易関連申請の電子化が進む中、システムの機能強化が必要であった。そのため、ファイリングの課題も含めて輸入管理支援システムの刷新を計画した。

対応業務

Business b-ridgeを利用した輸入管理支援システムでは、旧システムと同様に輸入手続から書類保管までの業務プロセスを範囲としている。また、輸入業務で必要な帳票をすべて保管するファイリングや、旧システムにはなかった税関システム(NACCS)連携に関してもBusiness b-ridgeの機能でカバーし帳票管理を強化している。 利用者は、国内拠点及び国内グループ会社の輸入管理部門、モノを輸入する部門・倉庫部門、加えてフォワーダーなどの外部業者であり、これら利用者間で書類データ等のやり取りを行う。それぞれの役割に応じて編集・閲覧など詳細に権限を設定している。 また、人事異動や組織変更があった際にも、業務が止まらず、承認ワークフローが回るよう、人事システムと社内の情報基盤を通じて連携している。

導入効果

導入前は、フォワーダーなど外部業者とのInvoiceをはじめとする書類のやり取りは、主にメールで行われており、データの二度入力や確認の手間などが発生していたが、Business b-ridgeでの権限設定により、外部業者も同じ画面を利用することによりメール連絡件数が減少し、書類保管漏れや取り違い防止が進み業務効率化、コンプライアンス強化を進めることができた。また、SaaSで提供されているため、サーバーの運用工数が減少した。

Business b-ridge採用の理由

システムOS期限切れが迫っており限られた期限での立上が必要であり、パッケージにより速やかに構築できることや、輸入業務に関する必要機能を装備できること、権限設定を細かく設定できることはもちろん、システム自体がSaaSで提供されているため全国各所で利用しやすいことや、サーバーやOSの期限切れを意識する必要がなく、またその保守のための要員を抱えなくてもよい点が評価された。