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{{content.parent_blog.public_title}} | システム導入を成功に導く、失敗しないPoCに向けて ~ PoC概要と期待できる効果~ | {{ site_settings.logo_alt }}

作成者: b-ridgeラボとは|Jun 19, 2019 1:25:53 AM

働き方改革、デジタルトランスフォーメーションなどビジネスを取り巻く環境が変化するスピードはますます加速しており、企業はそれに素早く対応していくことが求められています。その背景にはAI、ビッグデータの活用など新たなテクノロジーや考え方が次々と生まれており、これまで実現できなかったことができるようになっていることがあります。そんな中、企業が新たなテクノロジーを素早く取り入れるための方法として、PoCに取り組むケースが増えています。

そこで、本シリーズでは、PoCについて様々な観点からまとめていき、より良いPoCについてシリーズにしてお伝えしたいと思います。

PoCシリーズは次の通りです。

1. PoC概要と期待できる効果
2. PoCの流れと気を付ける点
3. Business b-ridgeで考えるPoC

本記事では1、PoC概要と期待できる効果についてまとめていきたいと思います。

PoCとは?

PoC(ピーオーシー)とは、「概念実証」という意味で、Proof Of Conceptの略です。
主な目的は、新しい技術や手法に対して最小限の機能で実証可能かどうかを検証し、プロトタイプの開発へ進めるかどうか検討することです。

PoCで期待できる効果とは?

PoCで期待できる効果として、主に次の3つがあります。

1. 課題や目的に対しての有効性
企業へのシステム導入において、実際に課題や目的に対して有効か、または、
運用できるかどうかを検証することができます。特にAIなどを業務に導入する際、実際に使ってみないと利用する側がイメージしづらいものに有効です。

2. 導入期間の短縮
実際にベンダーと共にPoCを実施することでスピーディな要件検証ができます。
企業が新しい技術や手法に取り組む場合、失敗する導入や運用が失敗するリスクが伴うため、机上での業務要求や運用要求の洗い出しが長期化する傾向があります。
しかし、PoCでは要件の確認と検証を素早く繰り返して効果がある実現可能な業務要件を調整していくため、机上でのシステム化検討・システム導入中の要件調整などの期間短縮を期待することができます。また、PoCで必要最低限の範囲がカバーできていればそのまま利用することもできます。

3.  費用対効果の検証
利用するユーザを想定した運用で業務効率性などの効果と費用を比べながら導入検討できます。企業がシステムを導入する際、運用後に費用対効果の検証をすることは大きなリスクを抱えることとなります。利用するユーザの要求を満たせていなかったり、要求に対して機能がオーバースペックで費用が高すぎたりする場合があります。費用効果を把握した上で、システムを選択できます。